2025年5月度 鑑賞会

新緑もより一層鮮やかになり、爽やかな風が気持ちい季節になりました。

晴れの日は木陰で昼寝をするのが最高ですね。

皆様はどのようにお過ごしでしょうか?

日本美術刀剣保存協会大分支部は、中原先生を講師としてお招きし、刀剣鑑賞会を行いました。鑑賞会に使用した1~3号刀 ならびに参考刀2振を中原先生の解説動画付きで紹介いたします。

鑑定刀紹介

1号刀 短刀 表:兼貞 裏:天文拾八年八月吉日

刃長:8寸1分 平造り短刀 末関

内反り 映り有り 匂口締まる

鎌倉時代の来あたりを写したもの。所謂「関の来写し」

2号刀 短刀 兼則

刃長:1尺前後 平造り短刀 末関

反り有り 映り有り 匂口締まる

刃文:矢筈乱れ 表裏同じ刃文

3号刀 脇差 裏:薩陽士元平 表:天明二年八月日

刃長:1尺1寸ほど 鎬造り 脇差 薩摩新々刀

反り無し 身幅広く手持ちが重い 独特の造り込み

参考刀

※諸事情により、銘のみ紹介させていただきます。

二王 清貞

井上真改

動画  鑑定刀紹介・中原先生解説

今回も素晴らしい名刀を拝見させていただきました。

中原先生、並びに各刀剣の所有者の皆様、ありがとうございました。