大分県立歴史博物館特別展 豊後国行平 -「祈り」の刀剣-

大分県立歴史博物館にて、令和7年9月19日(金)~11月3日(月・祝)に鎌倉初期の刀工である豊後行平の特別展が開催されます。

豊後行平は平安末期に全国を修業して回り、名工として知れ渡ります。

大友能直(大友家初代)が豊前・豊後両国守護兼鎮西奉行となり、豊後に入国します。入国後、行平は能直に従って豊後に来ました。国東・豊府・高田と移り住み、そこで作刀をしました。

行平は皇室と関わりが深く、後鳥羽上皇の御番鍛冶に命ぜられ、4月を担当したといわれています。

現在も皇室には御物として行平の太刀があり、天皇の護身用の「行平太刀 昼御座御剣」と、代々皇太子に受け継がれてきた「行平太刀 東宮相伝」の二振があります。

国宝の 銘:豊後国行平作 通称:古今伝授行平 は10月15日(水)から展示されます。

また、特別展開催に伴い様々なイベントも開催される予定です。

10月11日(土)13時から大分支部の会員である徳光正和氏(夢想神伝流教士 七段)が居合道の演武を行います。

展示・イベントの詳細は大分県立歴史博物館のサイトをご覧ください。

歴史博物館 – 大分県ホームページ