2026年1月 鑑賞会
毎日寒い日が続き、体調管理が難しい日々が続いています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
日本美術刀剣保存協会 大分支部は中原先生を講師としてお招きし、刀剣鑑賞会を行いました。鑑賞会に使用した1~5号刀を中原先生の解説動画付きで紹介いたします。
鑑定刀紹介
1号刀 短刀 表:備州長舩住長義 裏:應安二年九月日
刃長:8寸強 平造り短刀 南北朝期 備前
反り僅か 映り有り 重ね薄い
帽子尖る 互の目が二つ並んで耳の形に見える 金無垢台付二重鎺
紀州徳川家伝来 埋忠刀譜に記載あり
長義の在銘正真はほとんど現存しない、あるのは無銘極め
2号刀 脇差 康光
刃長:1尺7寸ほど 鎬造り脇差 応永備前
反り有り 踏張り有り 映り有り
鎌倉期の太刀を短くしたような姿
「康光」の二字銘 二字銘の応永備前は出来が良いとされる
3号刀 脇差 表:備州長舩安光 裏:延德二年二月日
刃長:1尺8寸ほど 平造り脇差 室町中期~後期の境 備前
反り有り 棒映り有り 直刃調 大平造り
互の目のような乱れと匂崩れ(葉)がある 表裏で帽子の形が違う
先まで反りがついて帽子の返りが深い かなり健全な状態
4号刀 脇差 表:肥後國同田貫宗廣 裏:天保十一年十一月日
刃長:1尺5寸ほど 独特の造込み 新々刀 肥後
映り無し 帽子乱れる 匂本位 末備前の写し
尖りがきつく、こずんだ乱れ 腰の開いた互の目 無地風の肌
宗廣が江戸に定住していれば大慶直胤、固山宗次と同列に扱われていたと思われる
5号刀 脇差 對馬入道常光
刃長:1尺6寸ほど 鎬造り 新刀 江戸
映り有り 鎬地が柾目 帽子僅かに乱れる
江戸石堂の橘常光 対馬守を受領しているが、入道と切っているので晩年に近い作
動画 鑑定刀紹介・中原先生解説
中原先生、ならびに各刀剣の所有者の皆様、ありがとうございました。
参加された皆様、おつかれさまでした。
