2026年2月11日 支部勉強会「新刀・新々刀期の豊後刀」

厳しい寒さの中にも春の暖かさを感じられる日が多くなってきました

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

2月の大分支部勉強会のテーマは「新刀・新々刀期の豊後刀」です。

新刀期の豊後刀は藤原高田と呼ばれています。古刀期の平高田とは約30年の空白期間があります。

大友氏が改易になったことで豊臣秀吉及び徳川家康により豊州(豊前国・豊後国)は分割支配となります。高田地区は肥後藩になりました。さらに慶長豊後地震(瓜生島伝説の地震)により大津波が高田地区にも到達、政治的要因・天変地異により文禄から元和にかけての約30年は高田鍛冶にとって不遇の期間となりました。

その後、細川家が肥後藩を治めはじめた寛永9年頃から再び高田鍛冶は繫栄し、明治期まで続きました。肥後藩の庇護を受けていたので、肥後拵の中身が豊後刀というのもよくあります。豊後刀は実用刀として高く評価され、鶴崎港からは大量の豊後刀が全国に輸出されていました。また、日清・日露・大東亜戦争の際には軍刀として多くの需要があったとされています。

豊後には高田鍛冶以外にも府内の富田鍛冶、臼杵藩の甲斐本鍛冶や一心斎正恒、竹田岡藩の小林国正など、各藩に刀工が点在していました。

今回は参加者の方に新刀・新々刀期の豊後刀を持ち寄っていただき、各刀剣の姿・匂口・刃文・銘振りの違いなど細かい部分まで観察し、意見交換を行いました。

各刀剣の所有者の皆様、ありがとうございました。

参加された皆さん、おつかれさまでした。