2025年11月度 鑑賞会
今般、大分市佐賀関地域での大規模火災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、消火活動に尽力された消防・救急・警察・自衛隊の皆様をはじめ、作業に携わっている全ての関係者の皆様に深く敬意を表します。
支部員にも佐賀関に所縁のある方、友人・知人がいる方もいます。今回の災害について、一同深く心を痛めております。
被災された皆様の安全とご健康平穏な生活が一日も早く回復されますよう、また、佐賀関の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
日本美術刀剣保存協会 大分支部は中原先生を講師としてお招きし、刀剣鑑賞会を行いました。鑑賞会に使用した1~5号刀を中原先生の解説動画付きで紹介いたします。
鑑定刀紹介
1号刀 表:作陽幕下士 細川正守(印) 裏:文久元 辛酉(かのととり)年〇月吉日
刃長:7寸1分 平造り 新々刀 江戸
重ね:ぶ厚い(10mm位)
映り無し 無地風の肌
生刃有り 独特の丁子乱れ(細川丁子)
重ねが分厚く、末古刀の鎧通しのような姿。もち肌のように無地風、足が長い
2号刀 表:備州長舩次光 裏:應永廿八年十月(応永28年10月)
刃長:1尺7分 平造り 応永備前
映り有り 肌が目立つ
匂出来 帽子が尖る
造込みは応永備前の典型 小反り
3号刀 表:備州長舩法光 裏:寶徳(宝徳)三年二月日
刃長:1尺3寸 平造り 永享備前
反り有り 映り有り
直刃 肌よく詰む
永享備前 ものすごく良い地鉄 映りがよく見える
4号刀 表:備前國住長舩五郎左衛門尉清光 裏:天文廿四年八月吉日 為政秀作之(天文24年)
刃長:2尺2寸 末備前
映り無し 皆焼 匂出来
両刃造りのような造込み
腰の開いた乱れ 互の目交じり
棟焼が途切れる事無く区まで入る
棟焼を上から下まで全て残せるのは高技量 赤松政秀の為銘あり
5号刀は非公開です。刀工のみ紹介させていただきます。
5号刀 景光
動画 鑑定刀紹介・中原先生解説
中原先生、ならびに各刀剣の所有者の皆様、ありがとうございました。
鑑賞会に参加された皆様、おつかれさまでした。
